伊豆半島ツーリング 熱川 バナナワニ園 

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    本当の気持ちというものは、なかなか自分でもわからないものです。

    先月、おだずもっこ慰安旅行で熱海へ行きましたが

    その際、熱川(伊豆半島の下の方)にあるバナナワニ園が却下されました。

    今日、気が付くと1人でバナナワニ園へ行っていました。

    どんだけ行きたかったねん自分、と。今回はそういう話です。

    Yahoo!占いによると、本日は52点。

    この占いは基本点が50点なので、本日は2点ということになります。

    死ぬんちゃうか? 自分。などと思いながら早朝から出発。

    最初のサービスエリアで、珍しくGSX1400乗りの方に遭遇し、上機嫌になります。

    あ、いきなり限りある2点を使ってもうたんちゃうやろか・・・・・・。

    熱海 寛一お宮

    前回は雨天のため、悲壮感が増しておりました貫一お宮像ですが

    今回は無駄に爽やかです。と、言いつつも熱海は素通りして熱川へ急ぎます。

    東京から走ること、約3時間。

    熱川温泉、バナナワニ園に到着しました。


    熱川 バナナワニ園

    至る所から、もうもうと温泉が湧いています。

    熱川 温泉

    この温泉の熱を利用して、バナナ(植物)とワニの楽園を作ったわけですね。

    熱川 バナナワニ園

    バナナワニ園は、概ねネットのレビュー通りです。

    つまり、特筆して良く書くことも、悪く書くこともない、そんな場所です。

    楽しみ方さえ見つけることができれば、人はどこでも楽しむことができます。

    まずは、ワニ。

    熱川 バナナワニ園

    「え? ワニ全然動かへんやん」

    はい、これが全ての人が持つ共通の感想です。つまり、人類補完計画の完成です。


    熱川 バナナワニ園

    「兄ちゃん、なんでワニ、変な形で寝てまうん?」 

    これは、蛍の墓の名台詞ですね。

    ワニはすぐに飽きるので(全然動かへんし)植物園へと向かいます。

    ちなみに、料金は1500円で、ワニ園、植物園、分園の3カ所に入場できるので

    1カ所500円ということになります。

    熱川 バナナワニ園 植物園

    スーパー海物語in沖縄でお馴染みのハイビスカスですね。

    当っても回りませんが、言うまでもなく本物の方が綺麗です

    熱川 バナナワニ園 植物園

    スイレン。つくづく思うのは、花の色って本当に綺麗ですよね。

    海とか空とか花とかが、人の琴線触れるというのは、人工的には作り出すことの

    できない、超越した存在だからなのでしょう。

    穿った見方をすれば、つまり、人間のエゴ、嫉妬なんですよね。

    いやいや、そこは素直に感動しておけと。

    さて、温室で体温は上がるものの、特にテンションは上がらず

    最後の分園へと進みます。

    ここでテンションが急上昇!

    カワイイの代名詞ことレッサーパンダがいるではないですか。

    熱川 バナナワニ園 レッサーパンダ

    どうですか? わかりますか?

    え? 普段からこんな感じ? いやいやまさか・・・・・・。

    熱川 バナナワニ園 レッサーパンダ

    マジかよ・・・・・・。可愛すぎるだろぅ・・・・・・。

    おっさんが1人で騒ぐ、それがレッサーパンダの魔力ですよね。

    熱川 バナナワニ園 レッサーパンダ

    小屋の方へ行けば、近くで見ることができます。

    熱川 バナナワニ園 レッサーパンダ

    この、漂う獣臭さえ愛おしくなってしまうビジュアル。

    熱川 バナナワニ園 ガジュマル

    ちなみに、こちらはガジュマルですが、特に愛おしくはありません。


    そんなこんなで、熱川バナナワニ園を満喫し、伊豆スカイラインで

    箱根へと北上。あとは小田原厚木道路から東名へ。

    最後は定番の海老名サービスエリアでソーセージをパンで挟んだものを食べる。

    東名 海老名 ソーセージ

    52点とは思えない、充実したツーリングでした。

    結論。占いなんてあてにならない。ですかね(え? そこ?)
     

    【男・温泉・一人旅 〜秋山温泉編〜】

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      俺は息子と旅に出た。
      目的地は、山梨県上野原市にある『秋山温泉』だ。

      極寒の中央道を走ること1時間。
      上野原インターを降りる頃には、息子はすっかり縮こまっている。

      俺 「もう少しの辛抱だ。なに、すぐに温泉でふやけることになるさ」

      息子「・・・・・・」

      息子は黙ったまま、力なく頷くだけだった。

      急がねば――。

      上野原駅を通過する特急カイジを背に、桂川橋を渡る。

      桂川橋

      桂川は、特段有名な川ではないが、少なくとも俺よりは有名だろう。

      山道を10分ほど走ると、秋山温泉の入り口に到着することができた。
      触れてみると、すでに息子は虫の息だ。
      (道端で股間を触ることを俺はあまりオススメしない)



      俺 「着いたぞ。ほら、この橋を渡れば温泉だ」
      息子「川があるの?」
      俺 「皮? それなら、お前が今被っているじゃないか」
      息子「バカか。川だよ川。美空ひばりのやつ」
      俺 「ああ、そっちの川な。見てみるか?」

      川

      息子「・・・・・・地味だね」
      俺 「・・・・・・そうだな」

      ネタになりそうになかったので、俺は肩を落とした。

      秋山温泉 看板

      施設自体はさほど大きくはないが、温泉の他にプール、マッサージ施設、休憩室、食堂が併設されている。

      一刻も早く温泉に入りたいはずなのに、つい足を止めてしまう。

      入れ墨 お断り

      ※遠山の金さんは入れない。


      エントランスにはイノシシと鹿の剥製が展示されている。

      イノシシ

      その場にいた子どもが「あ、イノシシの燻製だ!」

      と言っていたが、剥製である。スモークはしていない。

      そういえば、猟師に会うと、たいていイノシシの燻製を食わされるが、あれは大阪のおばちゃんの持つアメちゃん的なものなのだろうか。

      早速フロントで料金を払い、入浴する。
      館内の写真がないのは面倒くさかったからだ。

      温泉は高アルカリ泉の透明な湯で、源泉は低温なので長時間入ることができる。
      源泉掛け流し(低温)、高温風呂、サウナ、水風呂、泡風呂、そして露天風呂がある。

      どうでも良いが、女性風呂と男性風呂で露天風呂の作りが違う。
      例えるなら、女性風呂はローマの噴水で、男性風呂は日本庭園の池と言ったところだ。

      どちらも風情がある。

      湯船に浸かり、すっかり息を吹き返した息子が言った。

      息子「寂しくないのかい?」
      俺 「ま、一人旅ってのはこんなもんさ」

      1月のひんやりとした空気が、露天の湯気に混じり天高く昇っていく。
      俺は一人、飽きるまでそれを眺めていた。
       

      日本名水探訪【忍野八海】

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        「だって、美味い水でコーヒー飲みたいやん」

        という一言で勝手に始めた日本名水探訪です。
        えっと、湧き水を汲んでコーヒーを飲むだけの企画です。

        第一回『忍野八海』
        忍野八海

        まず、忍野八海について何も知らないまま現地に到着。
        とりあえず適当な場所に停めると、なにやらゴルフカートに乗る老婆を発見。

        へぇ、ゴルフカートで観光とは、また粋ですな。
        などと思っていると、すごいスピードで近づいてくる。

        「200円だよ!」

        ああ、経営者の方でしたか。

        「200円払うんで、忍野八海のこと教えてください」

        と、図々しいことを言ってみると、丁寧に教えてくれました。

        富士山の裾野に広がる忍野八海。
        その昔、地面が隆起して八つの池が残ったそうな。
        『湧池』『銚子池』『底抜池』『お釜池』『出口池』『にごり池』『鏡池』『菖蒲池』。
        それらの水源は富士山の湧き水で、たいそう綺麗な水だそうです。

        「なるほど、で、この素晴らしい日本庭園はなんですか?」
        「わたしの家だよ」
        「え?」
        「ここ全部、ウチの田んぼだったんだけど、税金高いから、駐車場にして庭公開して200円とってんだよ」
        「忍野八海とは?」
        「関係ないよ」
        「あ・・・・・・」

        素晴らしい経営者魂ですな。
        屋敷
        しかし、素晴らしい日本庭園でした。

        さて、駐車場も確保したので、忍野八海へ向かいます。
        ちなみに、その先にもいくつかの駐車場が点在していて、店舗の買い物で無料のところもあります。
        実際、八海にはそちらの方が近いです。

        早速発見。

        湧き水

        お、良い感じやん。

        個人設備
        『個人設備! 有料!』
        それは別に良いんです。商売ですから。

        気になるのは
        『犬を近づけないでください。水が止まります』
        という注意書き。

        どういう仕組みなのか。

        さぁ、どうですか、この透明度。
        底
        いや、これ底を青く塗ってあるだけですよ。
        (実際、凄く綺麗でそして冷たい。ただ、底は塗ってあります)

        さて、その向かいにあるのが正真正銘の八海のひとつ『湧池』。
        湧池1

        まず「なるほど」と思うのが、普通の池と違って湧き水なので濁っていないんですね。
        魚がたくさん住んでいて、ちょっとした痴話げんかや夕飯の支度まで丸見えです。
        ここの魚にプライベートはありません。
        『湧池』はだいたい10秒くらいで飽きます。

        先へ進むと中池。
        中池
        おお、立派な池やん。
        ん? 八海に『中池』ってあったっけ?

        売店のおばちゃんに聞いてみると

        「えっと、これは八海では・・・・・・」
        「ないよ」
        「あ・・・・・・はい」
        「でも、人面魚いるから」
        「ほ、ほう・・・・・・」

        という訳で、メインを張っている一番立派な池は八海ではありません。
        しかし、ここは日本名水百選に選ばれた『神の水』という立派な湧き水なんですね。

        湧池

        人面魚をめちゃめちゃ推してきます。パンフレットにも書いてあります。

        いやいや、そこじゃない。
        注目すべきは、水深!
        深いですね。ほんと、底が見えないくらい深くて怖いです。
        イワナ

        せっかくなんで、イワナを頂きました。
        一応・・・・・・
        「これは人面魚ですか(笑)?」
        「イワナだよ(真顔)」

        と、まぁ、おばちゃんはクスリともしなかったので、さくっと食べてその場を去ります。

        木橋

        少し歩いて、『お釜池』

        お釜池

        この池もとにかく深い。

        池の底

        覗き込んでも底が見えません。
        普段、海外からの観光客が大変多いらしいのですが
        お釜池(ちょっと奥地にあります)を訪れた時に、隣にいた日本人が言っていた一言が印象に残りました。

        「ここまで来るのは日本人だけだろうなぁ」

        もったいない。
        なんとか、この素晴らしさを海外の方にも伝えたいものですね。
        (さっき10秒で飽きるって言ったけど)

        なんか後6つあるみたいですが、それはまたの機会にして。

        本題のコーヒーですね。
        せっかく友人に豆を譲っていただいたのですが

        はい、持って行くの忘れました。

        仕方がないので、店に入っていただくことに。
        コーヒー

        そして、大失態。
        暑さに負けてアイスコーヒーにしてしまった。
        香りも特に立たず、これすでにコーヒーを愉しむ気ないでしょうと。
        (湧き水は買ってきたので、家で愉しみます)

        あ、横の『お冷や』美味しかったですよ。

        以上! ご静聴様でした!
         

        箱根の春、雪の花

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          以前、「温泉好き」ということを書きましたが
          本当に温泉が好きなんです。というわけで旅行記。

          カテゴリーを『珍道中』にしたのは、必ずと言って良いほど『珍』が起こるから。
          旅先では予期しない『珍』がたくさん起こります。

          『旅の恥はかき捨て』と言いますが、人生をゴールまでの珍道中と考えるなら
          『人生の恥もかき捨て』なんですね。

          『末代のまでの恥』という言葉もありますが・・・・・・。

           箱根珍道中――

           4月某日。
          東京の桜はすっかり散ってしまい、葉桜へとその姿を変えていました。
          早朝、東名高速を西に走ります。
          いつも、小田原厚着道路の入り口を見逃すのですが、今回ももちろん見逃しました。

          とりあえず、御殿場まで行って少し戻りながら箱根へ向かいます。
          御殿場インターを降りると、すぐに満開の桜が迎えてくれました。

          「よっしゃ、箱根スカイライン乗ったろ」

           何も考えず、山を登っていきます。

          「お、上の方も、桜満開やん」


          それにしても寒いな・・・・・・


          「あれ? これ桜ちゃうな・・・・・・」


          近づいてよく見ると、桜ではありませんでした。



          ゴジラですな。

          箱根スカイライン警告版
          『凍結、濃霧』

          ・・・・・・やめとこ。

          諦めて、下道をのんびりと走ります。
          箱根湯本の駅前で休憩。
          お土産でも買おうと、バイクを停めますが

          (・・・・・・ここ、停めて大丈夫かな?)

          見ると、暇そうにしてるジジイがいたので

          「すみません、これ、ここに停めても大丈夫ですかね?」
          「ええよ、ええよ」
          「あ、じゃあちょっとお願いします」
          「まかしとき!」

          一抹の不安を抱きながらも、その場を去り、適当にお土産屋をまわります。

          杉養蜂園のハチミツ。

          店頭にいたミツバチみたいなおねぇさんが可愛かったので
          買ってしまいました。ミツバチをイメージした白と黄色の制服なんですね。
          特に使い道が思いつかないので、アレの代わりにでも使いますかね。

          さて、しばらくして、戻ると・・・・・・何故か、ジジイがバイクに跨がっていました。
          ジジイは私に気づくと
          「おう!」
          と言って、親指を立てます。

          なんでやねん!

          RPGで知らない間に仲間になってる奴ってこんな感じなんですね。
          しかし、ジジイを仲間にした覚えはないので、降りてもらい
          再び道中に戻ります。

          いよいよ、秘湯を目指して、奥湯本へと。

          ま、秘湯すぎて見つかりませんでしたけどね。

          仕方がないので、ターンパイクで帰路へ。
          しかし、あれですね
          『エンジンブレーキ故障時避難場所』
          っていう小さな山。

          あれ、ファミコンソフト『エキサイトバイク』のジャンプ台にしか見えないのは私だけでしょうか。
           

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